データの分析や処理を行った後、結果を保存したり他のツールで利用するために、Rではさまざまな形式でデータを書き出す(エクスポートする)ことができます。ここでは、代表的なデータの書き出し方法について紹介します。
1. CSVファイルに書き出す
CSV(Comma Separated Values)ファイルは、シンプルで広く使われているテキストベースのデータ形式です。Rでは、write.csv()
関数を使用してデータフレームをCSVファイルに書き出すことができます。
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# データフレームの作成
data <- data.frame(
名前 = c("田中", "鈴木", "佐藤"),
年齢 = c(25, 30, 22)
)
# CSVファイルに書き出し
write.csv(data, file = "任意のファイル名.csv", row.names = FALSE)
引数にrow.names = FALSE
を指定することでインデックス列を含めずに書き出すことができます。
2. Excelファイルに書き出す
Excelファイルは、ビジネスの場で広く使用されており、Rからはwritexl
パッケージやopenxlsx
パッケージを用いて、データを直接Excel形式(.xlsx)で書き出すことが可能です。以下はwritexl
パッケージを使用した例です。
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# writexlパッケージのインストール
install.packages("writexl")
# writexlパッケージの読み込み
library(writexl)
# データフレームをExcelファイルに書き出し
write_xlsx(data,"任意のファイル名.xlsx")
write_xlsx()
関数を使用することで、Rで作成したデータフレームをExcelファイルに書き出すことが可能になります。
3. テキストファイルに書き出す
Rでは、write.table()
関数を使って、カスタマイズした形式のテキストファイルにデータを書き出すことができます。この関数は、区切り文字を指定して柔軟にデータを書き出す(エクスポートする)のに便利です。
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# スペース区切りのテキストファイルに書き出し
write.table(data, file = "任意のファイル名.txt", sep = " ", row.names = FALSE)
sep
オプションで区切り文字(コンマや空白など)を指定できます。
4. JSON形式で書き出す
JSON(JavaScript Object Notation)は、WebアプリケーションやAPIで使用されるデータ形式です。Rでは以下のようにjsonlite
パッケージを用いて、データをJSON形式に書き出すことができます。
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# jsonliteパッケージのインストール
install.packages("jsonlite")
# jsonliteパッケージの読み込み
library(jsonlite)
# データフレームをJSONファイルに書き出し
write_json(data,"任意のファイル名.json")
write_json()
関数を使用することで、RのデータをJSON形式に変換できます。
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